大腸がん転移

大腸がん転移

大腸がん転移
大腸がん転移が見つかると、大腸がんそのものの検査と並行して、他の部位への転移の確認のため様々な検査を行うことになります。

転移には、リンパ管に入り込んだがん細胞によってリンパ節に転移する「リンパ行性転移」や、静脈を通って、肝臓や肺、また脳にまで遠隔転移することもある「血行性転移」、腹膜にがんが散らばってしまう「腹膜播種」などがあります。

腹膜播種は文字通り、お腹の内側にある腹膜全体に、種をまき散らしたようにがん細胞が転移してしまう恐ろしいものです。

これらの転移のなかでも、大腸がんはとくに肝臓への転移がよくみられるので、肝臓の検査を念入りに行うことになります。肝臓は、血液の精製に携わるとても重要な臓器です(大腸も重要なのはもちろんですが!)。肝臓への転移がみつかった場合、その後の治療計画に大きく影響がでてしまうことになります。

内視鏡による比較的簡単な切除により治療できるような早期のがんであっても、全体の10%ほどの転移が確認されています。そして、残念ながら発見が遅れてしまった場合には、急激に事態が悪化してしまうのが大腸がんの恐ろしいところです。

各医療機関によっても異なりますが、転移のみられないがんの場合、5年生存率は80%以上(早期発見なら95%から100%)です。ところがリンパ節に転移している場合の生存率は約60%。さらに肝臓や骨、脳など遠隔転移している場合、5年生存は15%程度にまで急激に落ちこみます。大腸がんを切除して化学療法などを組み合わせていたとしても、後日、リンパ節への再発転移がみつかることもあり、定期的に検査を受けることになります。


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